桑原学園BLOG

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1月防災・減災の日

掲載日:2023.01.27
できごと

 1月の防災・減災の日では,図画工作・美術担当,4年生担任の説田教諭が全校テレビ放送を通じて「阪神・淡路大震災」を取り上げて話しました。令和5年1月17日で,28年が経ちます。現在桑原学園に通う子どもたちは誰も経験をしたことがなく,指導する立場の教職員も,経験が無いことがあります。

 説田教諭は,震災後間もない時期から神戸での大学生活が始まりました。本来届くはずの荷物が届かない,蛇口をひねっても水が出ず,水を買い求めるにも一苦労,電車やバスも動かない,下宿先の部屋の壁や天井にはひび割れの亀裂,傾いたエアコン,生活用品が届かない中での寝泊まりなど,穏やかで静かな語りなのに,災害が生活を大きく変えてしまう恐ろしさを感じた人も多かったと思います。

 そんな大変な状況の中でも,出会った友人の支えや,アルバイト先のおかみさんの温かさが心に沁みた話をされ,普段の何気ない毎日でも,周りの人への気配りや心配りはいつでもできるはずだと話されました。災害を直接体験した当事者からの話が聞けた今回は,大変貴重な機会となりました。

 今の学年での生活も残り少なくなってきました。自分の振る舞いで,周囲が和んだり,反対に,仲間とのかかわりで,自分の心が和んだり...そんな毎日を過ごすことができるとよいですね。

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