福寿小BLOG

　保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。

　特に、お母さん方にあっては、この６年間さぞや大変なことだったかと思います。

　男性の育児休業制度が整ってきたり、男性の考え方も変わってきたりしているとはいうものの、日本の子育ては、まだまだ女性にその負担が偏っています。

　ゆえ、この６年間、多くのお母さん方は、子育てに"一人で"悩んでいらっしゃった事が多かったのではないでしょうか。一人親家庭の方にあっては尚更かと思います。

　基本的に、子育ては「楽しい」ものです。

　楽しいけれども、ときに大きな波が押し寄せます。その波に、たいていの場合、お母さんがひとりで立ち向かっていることが多いものです。男性はたまに顔を出し、適当にいいところをかっさらい、嫌な役目はいつもお母さんです。

　そして更に悪いことに、お母さんが一人で悩んでいるということに多くのお父さんは気づいていません。（かく言う私もその一人です）

　お母さんは声に出せないままに叫んでいます。

　たまにはお父さんが叱ってよ！　

　いっつも私ばっかりやん！　と

　子どもたちと、もう少し話をしてよ！　

　進路の相談に乗ってやってほしい　人生の相談に乗ってやってほしい　

　あなたの人生を子どもたちに聞かせてやってほしい

　あなたの願いを、もっともっと子どもたちにぶつけてほしい　と

　そして、

　たまに、「母さん、いつもありがとうな」と　言ってほしい　と。

　来週は卒業式です。

　この機会に、普段は照れくさくて言えない「ありがとう」を、言いましょう。

　「母さん、６年間、ありがとうな」

　６年生諸君、普段は照れくさくて言えない「ありがとう」を、卒業式の日にこそ、言いましょう。

「お母さん（お父さん）、いつもありがとう」

　私たち職員一同も、心からの感謝をこめて申し上げます。

「保護者の皆さま、６年間、ありがとうございました。」

　ご卒業、おめでとうございます。