中島中BLOG
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To put yourself in someone's shoes
- 掲載日:2022.11.11
- 全校
学校には、様々な方々が関わってくださっています。
その中のお一人であられる、学校薬剤師の浅野秀子先生が、先日、校内の「照度検査」にいらっしゃいました。
照度検査に先立ち、先ずは校長室に立ち寄られ、
「先生、この本だけどさあ、私、友だちに勧められて読んだんだけど、すごくいいんだわ。先生もよみゃあ!」と、本を一冊置いていかれました。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
イギリス在住の筆者(ブレイディみかこさん)が、中学生である息子や友人たちの中学校生活を書き綴った本です。3年ほど前に結構話題となりましたので、このblogを読んでくださっている保護者の方々にもすでに読まれた方がお見えのことと思います。
読み進めるうちに、表題の文節が登場しました。
"To put yourself in someone's shoes"
筆者と、息子さん(当時中学1年生)が、シティズンシップ・エデュケーションの期末テストについて対話をしている場面に登場するのが件(くだん)のセリフです。
子:「ちゃんと筆記試験あるよ。」
母:「試験って、どんな問題が出るの?」
子:「めっちゃ簡単。最初の問題は『エンパシーとは何か』だった。」
父:「ええ! それ、難しくね?」
「で、お前、何て書いたんだ。」
子:「"To put yourself in someone's shoes" って、書いた。」
国が変われば、教育の在り方が変わるのは当然で、試験の方法や考え方も変わります。
どちらがいいとか悪いとかは別として、純粋に、ここに出てくるイギリスの教室(授業)は素敵だなあと感じます。
試験の点数ではなく、その中身について、家族で会話が弾むのもめっちゃ素敵です。
来週は中間テストです。
「どうだった?」「何点だった?」とのセリフを抑え、
「母ちゃん(父ちゃん、ばあちゃん、じいちゃん)も解いてみたいから、問題用紙を見せて。」と、リクエストしてみてください。