中島中BLOG

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トモトトモニ

掲載日:2022.09.14
全校

 高校に入学したくらいからテレビをほとんど見なくなりました。

 意識して見ないようにしたわけではなく、テレビがつまらなかったわけでもなく、ただ単に、テレビよりも楽しく興味深いものが身近にごろごろと存在したからに過ぎません。

 

 そんな私ですが、楽しみにしているテレビ番組がいくつかあります。

 「鳥人間コンテスト」がその一つで、先日、2022年版がオンエアされました。

 制作側も心得たもので、視聴者の心を上手につかむようなプロデュースがされており、冒頭から涙腺が崩壊し、ティッシュ片手に見入っていました。

 

 悔しくて泣いたり、嬉しくて泣いたり、達成感に喜びを感じたりすること自体は、50をゆうに越えた私でもままあります。

が、それを大勢で共有するとなると話は別で、大人になればなるほど、そんな場面はどんどん減っていき、さびしい限りなのですが、

 

 すわ、鳥人間コンテストはというと、

 

 一年間、その一日だけに向けて取り組んでいる様子や、

 当日、

  頼む...  と、固唾をのんで飛行機の後姿を見守る大勢の仲間

  足が~~~... と叫びながらも、必死にこぎ続けるドライバー

 

 たくさんの悔し涙や、嬉し涙を全員で共有するその姿に心打たれてしまうのは、私だけではないことと思います。

 

 

 中島中学校は、体育祭の取り組み真っ只中です。

 学校という場は、好むと好まざるとにかかわらず、集団での活動が必然となる場面が多い場所。

 

 一緒に汗を流す とか

 ともに涙を流す とか

 心を一つに とか 

 

 言葉にすると陳腐かもしれないけれど、それはいつも新鮮で、そして、いつの時代にもとても尊い。

 私たち学校職員は、その尊さを身近で感じられる本当に素敵な職業だと思う。

 生徒に心から "ありがとう" と言いたい。

 

 学校がブラックだと誰が言う。

 学校は、ブラックどころが、黄金に輝いているぞ。

 蒼く、どこまでも蒼く澄んで、際限なく美しい。

 

 今日も子どもたちは飛んで(跳んで)いる

 鳥人間よりも高く、尊く

 今日も子どもたちは走っている

 仲間の思いを大切に 大事にかかえながら

 

 今日も子どもたちは語り合い、そして笑い合い、ときとして傷つけ合ったりもする。

 

 いつの時代も、いつのときも、

 それは、

 友と共に。

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