中島中BLOG

　昨年の12月14日、中島中学校体育館にて「入学説明会」を行いました。

　今年４月に入学予定の小学６年生に向け、堂々たるプレゼンテーションを繰り広げている本校１年生の姿を眺めながら、入学当初のこの子たちを思い出しておりました。

　上級生が黙々と掃除をする中、小学生気分が抜けきらないまま、わいわいがやがやと喋りながら、時間だけが過ぎていく。

　そんな状態だった１年生が、１年経ってみるとこんなにも成長をするのかと、思春期の子どもたちの成長の速さと幅の広さに驚かされます。

　できることが増えていいく。

　できないことも増えていく。

　悩みが増えていく。

　悩みを解決する処方も増えていく。

　友達が増えていく。

　楽しみが増える一方、苦しみも増える。

　我慢をする回数や、唇をかみしめる回数も増える。

　人を許す回数が増える。

　人から許される回数も増える。

　人を愛する思いを知る。

　人から愛される思いも知る。

　生活のすべてが彼女ら彼らを大きくする。私たち大人はその傍らに寄り添い、見守り、時に手を差し伸べ、場合によっては方向を指し示す。

　「自分で選んだ荷物は重くない」との名言にあるように、チョイスは子どもたちに任せたい。大人が口を出しすぎると、成長の芽を摘むどころか、成長を退行させることになりかねないから。

　残り数か月。

　３年生は卒業と新しい生活に向けて。

　在校生は、進級と新しい生活に向けて。

　精一杯を尽くそう。

　私たち職員は、その支援に。

　精一杯を尽くそう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　＜入学説明会の様子＞