桑原学園BLOG

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金融保険講座 ~7年生 お金について学ぶ~

掲載日:2023.02.09
できごと

 7年生が,技術・家庭科(家庭分野)の授業で金融保険について学びました。高校では令和4年度から「お金の授業」がスタートしています。これまでの教育に加え「預貯金」「投資信託」などの金融商品の特徴を知り,それらを活かした資産形成についても学ぶことが新たに加えられました。中学校技術・家庭科(家庭分野)や社会科でも,消費者目線の教育はされていますが,今回,高校に加えられた内容は学びません。

 金融広報中央委員会が発表した「金融リテラシー調査」によると「金融・投資・経済の基礎」の分野では,日本人は欧米に比べ10%ほど低い結果が出ています。日本社会では「お金」について詳しく学ぶ機会がほとんど無いことや,時代の変化により,現金を扱うことなく,カードや電子マネーという目に見えないお金や決済方法で買い物ができる生活が日常になっていることも背景にあると思われます。コロナ禍で,そうした風潮も一気に進みました。それゆえ,お金を使う感覚がないまま消費行動を重ね,お金が無限にあるわけではないことも実感し難くなっています。

 今回は,明治安田生命のファイナンシャルプランナーをお招きしての授業でした。「人生100年時代」と言われる誰もが長生きする時代に考えられるリスクとは何か。そのリスクに備えるために何が必要なのか。国が準備する「社会保障」は十分ではなく,不足する分は「自助」で補わなければならない。そのための方法は何か など,分かりやすく資料を活用しながら学ぶことができました。

 ぜひ,ご家庭でも,お金について話題にすることで,お金を有効に使うとはどういうことなのかを親子で考える機会としてほしいと願います。

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