桑原学園BLOG

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防災出前講座 7年生 「浸水疑似体験映像(VR)」等の活用

掲載日:2022.08.24
できごと

 今年の夏休みも,東北・北陸地方で大雨による重大な被害がありました。雨雲のもととなる,暖かく湿った空気が次々と流れ込んで積乱雲が発生し,それが上空の風によって流されて線状に連なり,同じ場所で大雨が続く。これが「線状降水帯」です。5年生理科では「天気の変化」「台風と天気の変化」を,8年生では,「気象の観測」「雲のでき方と前線」「大気の動きと日本の天気」について学びます。こうした学習も,災害を科学することに繋がります。

 今日は,中部地域づくり協会による防災出前講座を7年生が受講しました。「過去の水害を学ぶ」「水害を疑似体験する」「水害への備えを学ぶ」のメニューで学びました。羽島市は過去に,甚大な被害が無かった地域であるため「きっと大丈夫」「今度も起こらない」との思いがあります。しかし,線状降水帯のかかり方によっては,長良川と木曽川に挟まれた三角州地帯である羽島市も,いつ,発生しても不思議ではありません。だからこそ,正しい情報を把握し,迅速な判断ができるよう日頃から家族で備える必要があります。

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 「VR体験どうだった?」との問いに,「怖かった...」の思いを抱いている生徒がほとんどでした。私は9.12水害の時に,床上浸水の体験があり,家族で近くの小学校に避難,学校が再開された最初の集会で,広い体育館の床が浸水の影響で隆起し凸凹になってしまい,とても悲しかったことをよく覚えています。

 中日新聞,羽島新報,羽島ホームニュース,CCNの取材を受けました。CNNでは「エリアトピックス」の番組で,明日25日(木)に放映されます。インタビューも受けましたので,どんなことを学んだのか,未来に生きる一人として,これから,どうしたいかを語ってくれました。ご家庭でも,一度話題にして,できることから始めることで,自分の命を守る,大切な人の命を守る,災害に強いまちづくりを推し進めていきたいです。子どもたちは,未来の地域防災人です。

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