桑原学園BLOG

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道徳 9年生「新しい夏のはじまり」

掲載日:2021.09.24
できごと

 今日の資料「新しい夏の始まり」では,中学3年生の主人公は卓球部で県大会出場を目指していましたが最後の地区大会で一回戦で敗退します。悔しくて一人体育館に立つ主人公,そこに,バスケ部の同級生がやってきます。バスケ部は県大会出場を決めていますが,彼はそのメンバーではなく,「バスケ部員として体育館に引退の挨拶にきたんだ」と言います。ドリブルシュートを二人で決めた後,「ここで過ごした時間は無駄じゃないよな」「レギュラーになれなくても,勝てなくても,いいんだよな?」と,同級生に聞かれる主人公...そして「そんなの,わかんない」と答えます。資料の終わりは,主人公が「いつかそう思えるようにするの!」と答え,体育館の重い扉を勢いよく閉めます。

 この主人公の思いは,9年生の誰もが経験したことのあるものだと思います。「無駄じゃなかったと思えるようにするには,どのように毎日を送ればよいかを考えることが,よりよく生きることにつながります。教科書にはこんな言葉が書かれています。「道徳科では,子どもたちが自分たちで考えることが大切です。自分の考えを探す過程が子どもたちの心を育てます。この教科書をとおして,子どもたちの考えに耳を澄まし,一緒に考え,話し合ってみてください。」子どもの学びに関心を持っていただき,今日は「どんなこと勉強したの?」との話題で会話ができるとよいですね。

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